チラシの効果

今年の春、教室の看板とチラシを作りました。今までは、私は看板もなしチラシもなし、生徒募集は口コミとメソード本部のホームページからのおこぼれに預かるのみでした。
今回一念発起して、かわいい看板と生徒募集のチラシを作ったのですが、新聞折込チラシにするほどの経費もないし、ポスティングの勇気もなく、自宅前の看板の下にBOXをつけて何枚か入れておくことにしました。
さてその効果は・・・具体的に生徒さんが来るかどうかは、今後次第ですが、生徒募集とは違うところで絶大な効果がありました。
それは、指導者としての私自身の確認です。
チラシには宣伝文句やキャッチコピーが必要ですが、それを考えながら、思った以上にお調子の良いことはかけるものではないなあ、と痛感したのです。
つまり、チラシを書くことで、今ピアノレッスンで求められていること、指導者としてどうあるべきか、など、謙虚にじっくり考える事ができたのです。

これがチラシ作成にまつわる意外な効果の一つというわけです。

しかし、実のところ、夕方看板を取り込む時、BOXのチラシが1枚減っていたりすると、それだけで飛び上がらんばかりに嬉しいものですね~

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中3男子の嬉しい注文

毎週学校帰りにレッスンに来るSくんは、最近ニョキニョキ背が伸び、なかなかのハンサムガイになってきました。
Sくんが小さな頃のレッスンの様子といえば、
私が「ピアノ叩かないで!もっとゆっくり!止まってぇ!音ちがうよ!」と大声で叫んでもどこ吹く風、彼はマイペースで絶対に最後まで弾いてしまう。
私はどう指導すればわからなくなって、自信喪失に陥る・・・・
そんなレッスンを繰り返す日々でした。

それが・・・中学生になった頃から変化が現れてきました。
口数が少ないのは変わりません。しかし、例えばアナリーゼ(楽曲分析)のような話には興味を持って聞いてくれているのがわかるのです。
演奏する姿も様になってきました。あれっ!譜読みもかなり速くなってる。

私もSくんとのレッスン時間が楽しくなってきました。
来月に迫ったミニコンサートで弾く予定の曲も、ほぼ仕上がってます。

そんな彼が今週のレッスンの最後にこういったのです。
「夏休み中、ピアノのモチベーションが下がらないように、難しい曲の宿題を増やしてください。」
おお!すごい。
以前だったら「発表会の曲どちらがいい?」と言って私が弾いて見せようものなら、ろくに聞かず「簡単なほう」とぶっきらぼうに言っていた彼です。

成長したなあ。嬉しい注文すぎて小躍りしました。

これも長い目で見守ってくれたお母様のおかげ、大きいんです。

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レッスン室の花、いかがでしょう。

レッスン室のテーブルの上には花を欠かさないようにしています。
近くのグリーンセンターで購入してくる事が多いのですが、持ってきてくれる方もいます。今飾ってある紫陽花はYさんが「庭に咲いていた紫陽花よ。」と持ってきてくれたものです。
ありがとうございます。


私は6月生まれなので、小さい時から紫陽花は「自分の花」と勝手に決めてました。

ぼやぼやしてたらもう7月ですけど・・・

 



そういえば、私が小学生の頃は、どの家庭でも庭の花が咲くと、それを学校に持って行って、飾る習慣がありました。今はどうなのかしらね。
持っていく花は決して豪華なものではなく、素朴なものばかりでしたけど・・・インスタ映えなんて言葉はない大昔、気負うことのないあの習慣が懐かしく思い出されます。のんびりした時代でした。

 

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オンラインレッスンは今でも需要あり!

5月8日以降、コロナが5類感染症に移行しました。それに伴い、生活様式がコロナ以前に戻りつつあります。
レッスンも、対面が当たり前になりましたが、オンラインも受け付けてますよ。
例えば、J高校1年になったI君。市内とはいえ車で20分ほどかかるところに住んでいます。部活も勉強も頑張りたい彼は、高校受験前から、来られないときはオンラインを活用し、レッスンを継続しています。えらいなあ。

みなさんも勉強や部活でレッスンに来る時間がない時、身体的にしんどいと感じる時、
どうぞオンラインレッスンを考えてくださいね。

シニアのためのピアノレッスンを考える。

近頃、大人でピアノを習う方が増えていると聞きます。
こどもの頃習っていたけれどやめてしまったという方が再び始めるパターンもありますが、全くのピアノ未経験の方が、しかもシニアになってから挑戦するという形が多くなっています。


楽譜を読んで、手指を動かすピアノは脳トレに良い。ということはよく言われます。
しかし、実際にシニアにピアノを教えている指導者に聞いてみると、脳トレ目的だけでは終わらない奥深さがあると言います。

「シニアのピアノ演奏には、味わい深く、聴く人の心を打つものが多い。」
のだそうです。


おお!私もそんな景色を見てみたい!と思い立ち、4月からシニアのためのプロフェッショナルピアノ講師養成講座に通いはじめました。

シニアレッスンメソードは、こどもに対するレッスンとは全く違います。
セミナーを受けることで、こどもに対するレッスン方法の再確認もできるし、大いに勉強になります。
講義は東京で開催されていて、少なくとも半年がかりになりますが。なんとかがんばります。私自身の脳トレになるかも・・

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京都の大学へ入学したYさんが、ピアノをやめずにいるわけ。

新年度が始まり、大きく環境の変わった生徒さんも多いと思います。

Yさんもその一人です。彼女はしなやかな指と絶対音感を持つ生徒さんです。去年は高3ということもあり、練習時間はあまり取れません。

私もそれは承知していましたので「無理せず、受験最優先でね。」と言っていました。それでも月に1,2回レッスンに来ていました。さすがに12月、1月はお休みされましたが、大学合格が決まった2月にまたレッスンに来始めました。そのとき、京都の美大に合格したという報告は嬉しかった!


その後入学準備で忙しい中、1ヶ月半ほどで手掛けていた高等科の課題曲イタリア協奏曲の3楽章を録音するも、2楽章だけは手つかずで時間切れとなりました。。。

最後だと思っていた3月末のレッスンの日「夏休みに2楽章を弾きに来ます。京都のアパートに電子ピアノだけど置けそうなので。」と彼女。

おお!嬉しいこと言ってくれるなあ。


初めての一人暮らし、寂しい時にはピアノが彼女慰めてくれることを願いつつ、夏休みに会えるのを楽しみに待つことにします。

 

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スズキ・メソード卒業検定、今年はお二人のお母様も提出していただきました。

スズキ・メソードの卒業過程は、前期初等科、初等科、前期中等科、中等科、前期高等科、高等科、才能教育課程卒業科、研究科A、研究科B、の9段階で成り立っています。それぞれの科の卒業検定曲を録音して提出する事ができると卒業となり、次の過程に進むことができます。卒業検定曲はどれも音楽的に魅力的なものばかりがラインナップされています。アンナ・マグダレーナの…メヌエットにはじまり、モーツァルトのコンチェルト、ベートーヴェンの熱情ソナタまで。

さて、今年も2022年に卒業検定曲を提出した方たちの検定の結果と賞状が届きました。
嬉しいことに、その中には生徒さんに混じって前期初等科を卒業したお母様がお二人もいらっしゃいます。

お一人はレッスン生徒(幼児)の子育て中、お仕事もなさっているお忙しいお母様。もうお一人もフルでお仕事をし、しかも全くのピアノ未経験者のお母様です。
そのお二人に対する検定委員のコメントは称賛にあふれている嬉しいものでした。

こどものためにと思ってピアノの前に座ったお母様たち。
そのピアノをおけいこする姿はこどもに良い影響を及ぼすにちがいありません。

大人になると、おおかたのこどもが嫌がるピアノの繰り返し練習は苦ではなくなります。むしろ面白く感じる方がほとんどです。

そんなピアノを通して音楽の楽しさや深遠さに触れ、お母様ご本人の人生が少しでも豊かになることを願っています。

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